NVMe(Non-Volatile Memory Express)のSSDメーカーを実際に製造しているメーカーと、販売のみをしているメーカーに分けてみましょう。
SSDに関しては、NANDフラッシュチップを自社で開発し、生産しているメーカーのほうが信頼性が高いと一般的には言われています。
理由は、自社製品であれば厳しいテストをクリアして市場に出回ってくることが挙げられます。
販売のみのメーカーの場合は、契約によりチップの種類が販売時期によって変わってしまったり(ブランドが同じだとしても)、
メーカーの品質テストで不合格になり、弾かれてしまったチップが搭載されている可能性も考えなくてはいけないからです。
それでも、ある程度名の知れたメーカーであればそこはしっかりテストしていると思いますが、近年Amazonなんかに格安で販売されている謎メーカーのチップは、私はさすがに怖くて使えないです…。
さて、前置きはこのくらいにして、製造メーカーと販売メーカーに分けてみましょう。
実際に製造しているメーカー:
KIOXIA(旧・東芝メモリ): 日本国内唯一のフラッシュメモリメーカーで、日本製フラッシュメモリを搭載したSSDを製造しています1。
Micron(ブランドとしてはCrucialです): フラッシュメモリを製造するメーカーで、高性能なNVMe SSDを提供しています2。
Samsung: 韓国の有名ブランドで、高速なNVMe SSDを販売しています2。
Western Digital(WD_BLACK SN850): アメリカのメーカーで、高品質なSSDを販売しています。
Intel:いわずと知れたメーカー。品質はとても高いのですが、価格もそれなりにします。
販売のみのメーカー:
BUFFALO: 主にKIOXIAのチップを搭載したSSDを販売しています。
Seagate: HDDで有名な会社ですが、SSDにはMicron社のチップが使われていることが多いようです。
CFD: 自社のSSDには協力工場で厳選したフラッシュチップを使っています、とのことです。
その他、ADATA、SiliconPower、Patoriotあたりは割と初期のころからよく見かけましたが、経験則(あくまで自社の修理経験です)で、外れを引いてしまうことが多いのかな、という気がしています。
製品を選ぶ際、品質に関しては大事なデータを保存する媒体だけに、こだわりたいところですよね。
今回は製造元かそうかの基準で大別してみましたが、ほかにもNVMeのSSDにはこだわりたいポイントがあります。
この紹介はまたの機会にさせてもらうとして、今回のお話はここまでにしておきます。
メーカー選択の際の参考にしてみてくださいね!