パソコンの液晶パネルは、画面の表示や視認性に大きな影響を与える重要な部品です。
落下や衝撃によって割れたり、水没したりするなど、さまざまなトラブルで液晶が壊れるケースをよく耳にします。
今回は、パソコンの液晶パネルを交換修理する方法や費用、注意すべきポイントについて解説します。
パソコンの液晶画面は非常にデリケートな部分です。日常使用での衝撃や、長時間の使用による熱などが原因で故障することがあります。
画面が赤くなったり、割れたり、真っ黒になったりする場合、修理が必要です。
デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンの液晶ディスプレイは、多くの場合、大画面のものが使用されます。
デスクトップパソコンは、作業やゲームなど、さまざまな用途に使われることが多いため、大きな画面が求められます。一般的なサイズは、21.5インチ、22インチ、23インチ、27インチなどですが、さらに大きなサイズのものもあります。
デスクトップパソコンの液晶修理についてですが、基本的には本体と別途接続されているものになります。そのため、修理という流れよりは買い替えになることが多いかと思います。最近では中古で品質の良い液晶もたくさんありますし、新品でも安価で購入できる大画面のディスプレイも増えてきました。
ただ、液晶一体型デスクトップPCの場合は別途購入というわけにはいきません。液晶パネルそのものの修理が必要になるでしょう。
修理依頼をする場合、メーカーサポートや修理業者に連絡して見積もりを取ることが一般的です。修理費用や修理日数は、パソコンのメーカーやモデル、修理内容によって異なるので、まずはご相談ください。
ノートパソコンの場合
ノートパソコンの液晶ディスプレイは、持ち運びやすさを重視した軽量でコンパクトなものが主流です。
ノートパソコンは外出先での作業やプレゼンテーションなど、様々な環境で使用されることが多いため、薄型で耐久性があり、視認性の高いディスプレイが要求されます。
一般的なノートパソコンの液晶ディスプレイのサイズは、13インチから15インチ程度です。
またノートパソコンの液晶パネルは、本体と一体化していることがほとんどです。
そのため、交換修理するのは難しい場合があります。液晶画面だけでなく、キーボードやタッチパッドなども一体型になっているため、修理が難しいです。
しかし、修理業者に依頼すれば、迅速かつ確実に修理することができます。
またノートパソコンの液晶修理の費用や修理日数は、デスクトップパソコンと同様にメーカーやモデル、修理内容によって異なります。一般的な修理費用は1万円から3万円程度が目安です。
修理日数もパーツの在庫状況や修理依頼の多さによって変わるため、修理前にまずはご相談ください。
パソコンの液晶修理で多い破損例3つ
パソコンの液晶修理の際によく見られる破損例を紹介します。
- 衝撃や圧力
強い衝撃を与えたり、重い物を乗せたりすることによって、液晶パネルが壊れてしまうことがあります。
特に、画面が開いた状態でパソコンを運ぶ場合は注意が必要です。
対策方法
- パソコンを運ぶ際には、できるだけ衝撃を与えないように注意しましょう。
- ノートパソコンを持ち運ぶ際には、ケースやカバーを使用することで保護することができます。
- 熱や湿気
パソコンは熱を発生するため、十分な冷却が必要です。
また、湿気も液晶パネルに悪影響を与えることがあります。長時間使用したり、冷却対策を怠ったりすると、パネルが壊れる可能性が高まります。
対策方法
- パソコンを使用する際には、定期的な冷却を行いましょう。冷却ファンや冷却パッドを使用することで、熱を効果的に放散させることができます。
- 湿気の多い場所で使用する場合は、湿気対策をすることが重要です。湿気がたまりやすい場所での使用は避けましょう。
- 不適切な取り扱い
パソコンの液晶パネルは、デリケートな部分です。
不適切な取り扱いをしてしまうと、パネルが破損する可能性があります。例えば、画面を強く押したり、画面に物を押し付けたりすると、パネルが壊れることがあります。
対策方法
- パソコンを使用する際には、優しく丁寧な操作を心掛けましょう。無理な力を加えたり、画面に物を押し付けたりしないようにしましょう。
パソコンの液晶パネルが壊れてしまった場合は、修理が必要となります。
事前に液晶パネルの保護シートを貼っておくこともおすすめです。液晶パネルを効果的に保護することで、壊れるリスクを減らすことができます。
液晶パネルはパソコンの重要な部分です。ぜひ、これらの対策を参考にして、液晶パネルのトラブルに気を付けていきましょう。