今回はApple製品、MacbookのSSD交換の依頼をいただきました。
MacbookAirは私が初めて見た、SSDを搭載したコンピュータでした。この薄い本体のどこに何百GBのデータが入るのかと驚いたものです。
今回はA1466の機種の交換です。MacbookのSSDは特殊な構造をしているものが多く、2020年以降の端末はほぼソルダリングで基盤にはんだ付けされているチップを使っているので、交換ができませんが、2010年台の端末は交換できることが多いです。ただ、先に話した通り特殊な形状をしているものが多いので、単純に交換というわけにも行きません。以下の画像がMacbook特有のSSDの一例です。
【Mac】【NVMe】SSD交換の下準備。MacBook Airに最適なSSDと変換アダプタ選択(決定版)
上記サイトに詳しい情報が書かれておりますが、私が今回気づいたポイントを記載しておきます。
今回私が使用した変換コネクタは以下のものです。
こちらと、NVMeのM.2 SSDを組み合わせで部品交換を実行しました。
ただ、変換コネクタを接続してもうまく認識してくれないモデルがいくつか出てきました。調べてみると、以下の通り相性問題がある、という書き方でした。
SamsungのM.2 SSDと相性の良い変換アダプタみたいですが、MacPCでSamsungのM.2 SSDを使う場合は注意が必要です。「970EVO Plus」のようなPlusシリーズはMacPCでは動作しないので、Plusシリーズではないノーマルの「970EVO」が良いそうです。レビューにはWD N550の使用例もあるので、Western DigitalのM.2 SSDでも使えそうです。SamsungのSSDはWestern Digitalに比べて処理速度が速いとされています。
https://aking.me/archives/1400より抜粋
上記のポイントですが、どうやらPCIe Gen3以前のNVMeSSDにしか対応していないようです。規格の新しいモデルでは認識しない可能性が高いようです。最近はさらに高速な転送速度を謳う、Gen4、Gen5という規格が出てきておりますので、あまりに新しいモデルの商品は対応していないということなんでしょうね。