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SurfaceのSSD交換可能モデルを徹底調査!


みなさん、こんにちは!今日はSurfaceユーザーにとって非常に重要な情報をシェアしたいと思います。Surfaceシリーズといえば、Microsoftの美しいデザインと高性能が魅力のデバイスですが、一つだけ大きな悩みがありますよね。そう、修理やアップグレードがしづらいということ!
多くのSurfaceモデルは基板に全ての部品がはんだ付けされていて、DIYでのアップグレードなんて夢のまた夢…と思っていませんか?実は違うんです!SSDを自分で交換できるSurfaceモデルが存在するんです!今日はそんな「隠れた宝石」のようなモデルを徹底調査してみました。
SSD交換可能なSurfaceモデル一覧
まず結論から言うと、以下のモデルではSSDの交換が可能です:

Surface Pro X – 最初のARM搭載Surfaceにして、最初のSSD交換可能モデル
Surface Laptop 3 (15インチモデル) – 初めてSSD交換に対応したSurface Laptop
Surface Laptop 4 – 前モデルの流れを継承
Surface Pro 7+ – ビジネス向けモデルとして登場
Surface Laptop Studio – クリエイター向け高性能モデル
Surface Pro 8 – ついに一般向けProシリーズもSSD交換対応に
Surface Pro 9 – 最新のProシリーズ
Surface Laptop 5 – 最新のLaptopシリーズ

なんと!思ったより多いでしょ?でも注意点もあります。これから詳しく見ていきましょう。
交換作業の難易度は?
正直に言いますと、「交換可能」とはいえ、普通のノートPCと比べるとかなり面倒です。例えば:

Surface Pro XやPro 7+/8/9は背面のキックスタンド内にSSDがあり、専用のトルクスドライバーが必要
Surface Laptop 3/4/5はキーボード側のゴム足を外してアクセス
保証対象外になる可能性大!

つまり「できない」ことはないけど、気軽にはできないということですね。でも、128GBしか容量がないモデルを買ってしまった人や、数年使って容量不足に悩んでいる人にとっては、新しいSurfaceを買うよりずっと安く済みます!
どんなSSDが使えるの?
ここが重要ポイント!Surface用のSSDは一般的なM.2 SSDとは形状が違います。ほとんどのモデルで「M.2 2230」という小型のSSDしか使えません。
おすすめのSSDはこちら:

Western Digital SN530 (M.2 2230)
Kioxia BG4 (M.2 2230)
Samsung PM991 (M.2 2230)

容量は256GB~1TBまで選べますが、価格はやや高め。でも新しいSurfaceを買うよりはずっとお得です!
実際の交換手順のポイント
モデルによって異なりますが、一般的な流れはこんな感じ:

バックアップを必ず取る!
Surfaceの電源を完全にオフにする
必要な工具を揃える(トルクスドライバーT3, T5など)
モデルに応じた分解方法で内部にアクセス
古いSSDを取り外し、新しいSSDを同じ向きで装着
元通りに組み立て
Windowsを新規インストールまたはバックアップから復元

ちなみに、Surface Pro XでのSSD交換が一番簡単です。キックスタンドを開いて、SIMトレイの下にあるカバーを外すだけでアクセスできます。初心者にもおすすめ!


注意点とリスク
正直言って、自己責任の世界です:

保証が無効になる可能性大
静電気対策は必須
ネジをなくさないように注意(マグネットトレイがあると便利)
薄いケーブルやコネクタを誤って破損しないよう注意
すべてのモデルでBitLockerキーのバックアップが必要

まとめ:やる価値はあるの?
個人的な意見ですが、以下の人にはSSD交換をおすすめします:

技術的な知識と経験がある人
コストを抑えたい人(新品買い替えより安い)
環境に配慮したい人(電子廃棄物を減らせる)
冒険好きな人(笑)

逆に、以下の人には「正規サービスに依頼するか、新品に買い替え」をおすすめします:

技術的な自信がない人
まだ保証期間内の機器
業務で使用している重要な機器

最後に、SSDを交換するならバックアップは絶対です!大切なデータを失わないよう、事前に必ずバックアップを取ってくださいね。
Surfaceは素晴らしいデバイスですが、修理性の低さがネックでした。Microsoft自身も少しずつその問題に気づきはじめているようで、最近のモデルは昔より修理しやすくなっています。環境問題への意識が高まる中、これからはもっと修理しやすいSurfaceが増えることを期待しています!

SSD交換をしたいけど、自分でやるにはちょっと…という方、是非SSD交換ドクターをご利用ください!

この記事を書いた人
代表取締役 山下
某国立大学で情報系の研究で博士号を取得したにも関わらず、学生時代に行っていた学習塾のアルバイトで人との交流を持つ楽しさを知り、一念発起して「パソコンの家庭教師」を主軸とした事業を立ち上げる。その後パソコンのメンテナンス、修理をメイン業務とした事業を主軸とし、「株式会社エイド」を設立。困っていると手を貸さずにはいられない性格が災いし(?)、修理を全国に広げようとSSD交換ドクターを開設いたしました。皆さんのお力になれることが喜びです。