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SSD換装/パソコン修理

SSD関係の間違えやすい用語について-1

SSD交換をするにあたり、どのモデルを選択したらいいかは結構悩みどころの一つです。よく耳にする用語を羅列してみます。あなたは混乱せずにこの用語を正確に説明できますか?

  • SATA(SerialATA)
  • mSATA
  • M.2
  • NGFF
  • NVMe
  • 2230,2242,2280
  • PCIe Gen3,Gen4,Gen5
  • S1,S2,S3,D1,D2,D3,D4
  • M-Key,B-Key

今回はこの中の接続規格について取り上げましょう。

M.2とNGFFは同意です。NGFFとはNext Generation Form Factorの略で、コネクタの新しい(といってももう数年前に提示された規格ですが)接続形状を表します。そのため、NGFFの中にNVMe(PCIe接続)のものも、SATA接続のものも利用されます。コネクタの規格によってはSSDが認識しないことがあるので、事前に確認が必要です。正直、見た目ではわかりません。

差込口は同じですが、端子の先端に切り欠きがあります。この切り欠きの内容で接続できるチップが変わります。M-Key、B-Keyといいますが、実はA-Key、E-Keyも存在します。ただ、こちらはSSDが使われるものではなく、WiFiやBluetoothなどのチップが搭載されるものです。B-Keyは切り欠きが2つあります。SATA接続、PCIe接続両対応ですが、PCIeの場合はレーンがx2のみとなります。一般的に速度が出るNVMeに関しては、M-KeyのPCIex4レーンを使うことが多いです。

2230.2242.2280というのは、SSDの形状の違いです。22は22mmの意味で、横幅を示しています。これはほぼ特殊な形状出ない限り、SSDは22mmのものとなります。その後ろの、30,42,80等は縦幅(イメージで言うとSSDの長さ)を表しています。

コネクタ側のネジ固定台座の場所によって、基板側で使えるモデルが決まってきます。コネクタそのものは同じ形をしています。一般的なサイズとしては、2280が多いですが、最近ではモバイル用のパソコン等に2230を用いることも増えています。デスクトップのSSDに伝統的に2230を使うメーカーなんかも存在しますが…。

続きはまたの機会に。

この記事を書いた人
代表取締役 山下
某国立大学で情報系の研究で博士号を取得したにも関わらず、学生時代に行っていた学習塾のアルバイトで人との交流を持つ楽しさを知り、一念発起して「パソコンの家庭教師」を主軸とした事業を立ち上げる。その後パソコンのメンテナンス、修理をメイン業務とした事業を主軸とし、「株式会社エイド」を設立。困っていると手を貸さずにはいられない性格が災いし(?)、修理を全国に広げようとSSD交換ドクターを開設いたしました。皆さんのお力になれることが喜びです。